また、副作用の心配はないのかなど、爪水虫の飲み薬について解説します。
【爪水虫の飲み薬には2種類ある】
爪水虫の内服薬には2種類あります。ラシミール錠(テルビナフィン)とイトリゾール錠(イトラコナゾール)です。それぞれどのような違いがあるのか見てみましょう。
<ラシミール錠>
ラシミールは1日1錠、毎日飲みます。通常は忘れないように朝飲むことが多いようですね。これをおよそ6ヶ月続けます。
<イトリゾール錠>
1回4カプセル、1日2回、1週間続けて飲みます。その後3週間休む、というのが1サイクル。これを3回繰り返します。つまり3ヶ月の投薬治療になりますね。
<飲み薬の効き目は?>
どちらがどのくらい効き目があるか、という統計はないようで、その方の体質や爪水虫の程度にもよるので一概には言えませんが、およそ7~8割の方には効果があるようです。
効き目が同程度なら、毎日ちょっとずつ飲むのがいいか、集中的に飲むのがいいか、もしくは副作用などのことも考えてどちらがよいかを医師と相談するのがいいでしょう。
<ジェネリック医薬品もあり>
どちらもジェネリック医薬品があります。対応してくれる医療機関であれば、少しでも治療費を抑えることが出来るでしょう。
【心配される副作用は?】
爪水虫の内服薬は副作用の心配がどのような副作用があるのでしょうか。
<肝機能障害の可能性>
ラシミールは100人に1人くらいの割合で肝機能障害を起こす可能性があるとされています。ですからまず最初に肝機能の検査をして、問題があればラシミールは服用できません。
<定期的な血液検査が必要>
そして服用を開始してからは月に1回程度、定期的に血液検査をして肝機能に問題がないかを確認していきます。
ただ、治療開始前も開始してからも適切な検査を行っていれば重篤な副作用が起こることは希だとされているので、いたずらに不安がる必要はないでしょう。体調に問題がなくても、血液検査だけは必ず受けるようにして下さい。
<他の薬との飲み合わせ>
イトリゾールは肝機能障害を起こす可能性は低いといわれていますが、他の薬剤との相互作用があるため、持病によっては服用することが出来ません。
睡眠薬、胃薬、アレルギーの薬など、他に飲んでいるものがあれば必ず医師に申告して下さい。また、血液検査も必須ではありませんが、受けた方が望ましいとされています。
【継続してしっかり飲むことが大事】
どちらの飲み薬も、継続する期間の長短はあれど、続けることがとても大切です。というのも、爪水虫は素人目には治ったように見えても白癬菌が完全になくなっておらず、勝手な判断で薬をやめてしまったりすると再発する恐れがとても高いからです。
数ヶ月かかる治療は根気がいりますが、あきらめずにしっかり継続して薬を飲むようにして下さい。
血液検査の結果、飲み薬での治療が出来ないと判断された人、服用中でも副作用が気が出てしまった人、副作用が気になって飲み薬での治療は嫌だと言う人の場合には。自分でケアする方法がおすすめです。爪水虫は自分で自宅でもケアすることは可能です!
必ず医薬品じゃないと爪水虫は治らない、という訳では決してないんですよ!