爪の色が最近おかしい、なんだか白っぽくなってる…と思ったら、それはもしかしたら爪水虫かもしれません。

爪水虫は単独で発症することはあまりなく、元々水虫だった人が、その症状が進行して爪にまで白癬菌に感染してしまい、爪水虫となることが多いのです。

ですから、水虫がなかなか治らないうちに爪の外見にも異変が起きてきたらそれは爪水虫の可能性が大きいでしょう。

【爪水虫の初期症状は?見た目でわかる?】

爪には神経が通っていないため、普通の水虫のようにかゆみを感じたりすることはありません。だからこそ感染に気づきにくく、悪化させてしまうことがあります。

<爪が変色していないか>

一番わかりやすいのは爪の変色です。爪が白く濁ってきたり黄ばんだりしてきたら要注意。水虫を持っている人は普段から爪の色をよく見ておくことが大事ですね。早めに気づけばその分早く治療を開始できます。

<爪が変形する>

爪水虫は痛みもなく、急激に悪化するというよりは数ヶ月、場合によっては数年かけて進行していきます。症状が進んでいくと爪は厚くなり、ぼろぼろと崩れやすくなります。ここまでくると爪が変形してくることもあります。

爪が変形してしまうと、爪自体は痛くなくても周りの皮膚に当たったりして痛みが出たり、変形しているために靴が履きにくくなり、歩行にも影響が出てきます。

【さらに悪化するとどうなるか】

さらに症状が進むと爪の変形だけにはとどまらず、以下のような問題が起きます。
・爪だけでなく足も変形してしまう
・巻き爪の原因になる
・タコやウオノメが悪化する

クリアネイルショット


【とにかく早く治療を始めること】

人は痛みを感じないと病気の緊急性も感じないものですが、爪水虫は放置しておけば、悪化することはあっても自然に治ることはありません。

しかも、1度感染した爪は新しく生え変わるまで治療が必要になり、6ヶ月から1年、もしくはそれ以上の治療期間がかかります。ですから爪水虫は、とにかく早く治療を始めることが何より大事なのです。

<まずは皮膚科を受診すること>

爪水虫の治療は塗り薬だけで完治させることは難しいとされているので、病院で内服薬をもらう方法が主流です。

<絶対放置しないこと>

病院に行くのが恥ずかしい、行く時間がないと放置することが一番いけません。どうしても病院に行くことが出来ない場合は、自分で出来る方法でケアすることが大切です。放置すると爪がボロボロになったり、茶色い様な黄色い様な汚い色になり、分厚くなってもろくなります。見かけ上も凄く汚くなってしまいます。

・市販の水虫薬で応急処置をする
・通気性の良い靴などにして足が蒸れないようにする
・家では足をよく乾燥させて清潔に保つ

など、それ以上症状を悪化させないことを心がけるとともに、なるべく早く病院へ行くようにしましょう。