何とか自分で治す方法はあるのでしょうか?その方法についてご紹介します。
【水虫も同時にケアすることが大事】
爪水虫は単独でなることはほとんどなく、元々水虫に感染していた人がなかなか治らないうちに爪にも白癬菌が感染し、爪水虫になってしまうケースが多いのです。
ですから、爪のケアだけでなく水虫のケアも同時に行う必要があります。そうでないと、いくら爪ばかりケアしても再発を繰り返すことになります。
【爪に市販の塗り薬を使うときのコツ】
爪水虫は塗り薬だけでは治すのが難しいといわれています。それは爪の厚さ。外側からいくら薬を塗っても感染部位まで到達しないので、効き目が現れにくいのです。
<爪を削る>
爪水虫は症状が進行するに連れて爪が厚くなっていきます。また、表面には油性の膜があるために薬の成分をはじいてしまうので、なかなか浸透しないのです。ですから薬を塗るときは爪ヤスリなどで表面を削ってから塗るといくらか浸透が良くなるといわれています。
<爪の根元にしっかり塗る>
爪は根元の方から新しい爪が生えてきます。つまりここはまだ白癬菌に感染していないところ。ここが感染しないように、薬を塗るときは爪の根もとにしっかりと塗り込むようにしていきましょう。
表面の爪をヤスリ等で削って更に有用成分を浸透しやすくすると◎
<ODT療法>
抗真菌薬を塗る時に患部をラップなどで密閉して、薬の浸透を高める方法です。まずは薬を塗る前にしっかりと足を洗って清潔にします。特に爪と皮膚の間や指の間は丁寧に洗いましょう。タオルで水分を取ったらしっかり乾燥させます。
薬を患部全体に塗ってラップで足の指を1本ずつ巻いていきます。取れないようにテープなどで固定しましょう。この状態で30分~1時間おいて薬を浸透させます。
<薬の効き目を良くするためのケア>
感染がそれ以上広がらないように徹底して足を殺菌することも大切です。
・殺菌効果のある竹酢液を入浴剤にしてお風呂に入る
・水虫専用の殺菌できる石けんで足を洗う
・足をしっかり乾燥させる
・治療している間はマニキュアを塗らない
日常生活で以上のような点に気をつけて、足を清潔に保つようにして下さい。
【アロマオイルを使う】
アロマオイルのティーツリーオイルは抗菌作用・抗真菌作用があり、水虫にも有効だとされています。基本的には植物オイルで薄めて使いますが、水虫に関しては綿棒などに直接原液をつけて爪に塗ります。
【いずれの方法も自己責任です】
爪水虫はとても厄介な皮膚疾患で、治療には根気が必要です。自分で治す場合には、症状が悪化するなど予期せぬことが起きてもすべて自己責任になります。
基本的には病院での治療をおすすめします。