爪水虫が先か、巻き爪が先か。爪水虫と巻き爪、両方を患っている人は多いようです。ところが巻き爪になってしまう原因のひとつに爪水虫があるというのはあまり知られていません。

巻き爪になってしまう原因と爪水虫との関係、治療はどのようにするのかなどをご紹介します。

【巻き爪になってしまう原因】

巻き爪になってしまう原因は色々ありますが、深爪のし過ぎやきつい靴などでも起こります。足に負担をかけるような靴を履いて1日中歩いていると爪が圧迫されて巻き爪になってしまいます。

また、サッカーやダンス、ジョギングなど足の先に負担が大きいスポーツをする人も巻き爪になりやすいといわれています。

【巻き爪と爪水虫の関係は?】

そして爪水虫も巻き爪の大きな要因になります。爪水虫は症状が進むと爪が厚くなり変形することがあります。

水虫と違って自覚症状がないために悪化させてしまう人が多く、その結果巻き爪になってしまうことに。単なる巻き爪ではなく、爪が白く濁ったような色になっていたり、ぼろぼろ崩れてくることがあれば爪水虫が原因だと思った方が良いでしょう。

【爪水虫と巻き爪の治療は?】

巻き爪は痛いので早くなんとかしてもらいたいですよね。ですが、巻き爪だけを治療しても爪水虫が治らなくてはまた巻き爪になってしまう可能性があります。ですから、爪の変形を治療しながら爪水虫の治療も行っていく必要があります。

巻き爪と爪水虫の治療は同時に行うことも可能だとされています。内服薬や外用薬を使いながら、巻き爪の矯正もしていく方法です。巻き爪の方は程度にもよりますが数ヶ月から半年くらいで良くなっていくでしょう。引き続き爪水虫の治療を続けて完治させれば終了です。

クリアネイルショット


【巻き爪にならないためには?】

爪水虫が原因の場合は、初期症状のうちに治療を開始することです。早めに治療すれば爪の変形は防ぐことも出来るからです。

爪水虫の初期症状としては、爪の色の変化がひとつの目安になります。爪の色が白濁したり黄色っぽく濁ってきたら爪水虫に感染している可能性が高いので、爪が厚くなり変形しないうちに治療を始めましょう。

【どちらも悪化しないように早めに病院へ】

巻き爪は我慢しながら靴を履き続けていると、爪が食い込んだ皮膚が炎症を起こし、その炎症が骨まで達してしまうこともあります。たかが巻き爪と侮ってはいけません。

また爪水虫も爪の変形がひどくなれば靴を履くのも歩くのも大変になります。そうなると爪の変形を治すのも爪水虫を治すのもかなりの時間がかかります。どちらの症状も放っておいてよくなることはないので、早めに病院へ行きましょう。